第87回講座
浮気、青鬼、未明、雨降り、前後、見物、駄場、海外……。
これらはすべて日本各地に実在する地名です。なぜそんな地名が付いたのか。たいていは数百年前に
命名した本人に聞かなければ真相はわかりません。それでも地元の人たちは地名の由来を「物語」とし
て作り上げ、地名学者はまた別の角度から科学的に類推してきました。
今回お話いただく今尾恵介さんがこれらの珍しい地名の現地を訪ね、その土地の人にお話しを伺いな
がら書いた『ふらり珍地名の旅』(筑摩書房)が今回のテーマです。
最近取材を重ねておられる珍しいバス停(小学館『サライ』)や
珍しい踏切名称(朝日新聞出版のネット連載)も加えながら、現地の地形図をふんだんにお示ししなが
ら、地名の奥深さの一端を語っていただきます。
「ふらり珍地名の旅」
今尾 恵介 氏
(日本の地図研究家)
日 時 10月17日(火)
14時~16時
会 場 町田市民文学館2階大会議室
[地図]
(町田市原町田 4-16-7)
参加費 300円(まちだ雑学大学会員は無料)
いまお・けいすけ
1959年横浜生まれ。東京都日野市在住。
中学生の頃から国土地理院発行の地形図や時刻表を眺めるのが趣味だった。
音楽出版社勤務を経て、1991年にフリーランサーとして独立。以後、地図・旅行関係の
雑誌等への連載。単行本の執筆に携わる。著書に、『多摩の鉄道沿線 古今御案内』
『全國鐵道旅行繪圖』『多摩川絵図』『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み』『ふらり
珍地名の旅』など。著書『地図マニア 空想の旅』が本年度「斉藤茂太賞」受賞。
現在、(一財)日本地図センター客員研究員、(一財)地図情報センター評議員、
日本地図学界「地図と地名」専門部会主査、日野市町名地番整理審議会委員
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<雑学大学からのお知らせ>・・・・・・・・・・・・・・・・・
・11月の講座 『発明・発見・知財特許は子供たちのひらめきと創造で生まれるイノヴェーション!』
~東京・町田市少年少女クラブからエジソン・ダヴィンチ・ノーベル賞を~
康井 義明 氏(町田市少年少女発明クラブ会長)
11月7日(火)14時~16時 町田市民フォーラム3Fホール
問い合わせ m.zatugakudai@gmail.com
Tel: 042-745-7608
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