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  講座概要


    

2011.05.17 開学記念講演

   「落語とイタリア」  西本晃二 氏

 
 よく知られた落語に「死神」というのがある。一風変わっていて、死神という日本にない
神様の噺である。これがイタリアのオペラ、リッチ兄弟作曲の「クリスピーノと代母」、
またグリム童話「死神の名付け親」に由来するという話がある。

 落語「死神」の作者は三遊亭園朝だとされる。園朝は江戸末期から明治にかけて「落語」
を復興させた名人です。
だれが園朝にネタを提供したのだろうか。明治の劇作家福地桜痴が有力とされる。
筋書きは「成功型」と「失敗型」に分かれ、名人たちが演じわけてきた。失敗型では6代目
圓生が有名、成功型では3代目三遊亭金馬がいい。

 落語は漫才、講談、浪曲と並ぶ日本が誇る話芸だが、最近は落語がひとり勝ち、講談も
じっくり聞いて欲しい。

   

    

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