** * まちだ雑学大学 * ****

  講座概要


    
  第102回講座    2019.1.22  生涯学習センター7Fホール

氣功的楽な立ち姿勢から誰でも
今日から実践できる気功。指先まで温かく。



秋葉 明子 氏
カンフーエクササイズ講師



はじめに、私が最後に五年間住んでいた台湾と日本の関係についてお話させていただきました。
1895年に日清講和条約により清から譲り受けたときは、識字率3パーセントのどうしようもない
不毛の土地だった台湾を日本人が自分の国だと思って、一生懸命インフラを整備し、教育も日本
人と同じように日本語で教育を受けられた為、終戦時には、識字率が93%にまで上がり、台湾
人は今でも日本人にいろんな意味で郷愁と感謝をしている事実をお伝えしました。だからこそ、
2011年の東北大震災の義援金を人口2000万人ほどの小国が230億も寄付してくれたこと。
意外と知らされていないので、お伝えしました。そんな台湾へ恩返しをする為に、台湾に旅行に
行きましょう!と呼びかけさせていただきました。
 
 次のテーマは、何故私が氣に興味を持ったのかを、アジ
 ア四カ国の駐在エピソードを交えながら、特に不思議な
 魔力のあった国インドネシアの体験をはさみながらの長
 話になりました。その結論は、インドネシアで合気道を
 始めたが、「氣」を感じられなかったため、香港で曹樹
 偉老師の「太極拳」と出会い、そこで「氣」を体感でき、
 その後駐在したシンガポールでは香港の太極拳を現地の
 人に教え、また台湾では「気功」(カンフー)の大家陳
 佐鎮老師との不思議なめぐり合わせから今に至ること。

 「氣」を極めていくことが、体幹を鍛え、自分の精神的
 な 軸につながっていき、人生が格段に豊かになってい
 きました。長い間追求してきた「氣」ですが、私のなか
 では、「氣」は意識と大きな関係があると実感していま
 す。 意識がいかにカラダに影響するのかを、実演を交
 えながらご説明させていただきました。
 また私のお伝えしている太極拳は、すべての型やその
 過程までが決まっていて、力ではなく、氣が通って完
成し、どこから推しても安定していることも実演。また、気についてを東洋医学や気功的に説
明するだけに とどまらず、量子力学的な見地からの説明をさせていた だきました。

アインシュタインがこの世の万物はすべてエネルギーでできていると言い、それを数式にあらわ
して、
E=MC2
エネルギーは、M質量、C2は光の速度の二乗と言う意味で、この数式は質量のある硬くて重い物
質も突き詰めれば、エネルギーであるといってるそうです。でもこの世のものすべてがエネルギー
でできてるとしたら、何故目に見えるのでしょうか?
そのあたりをわかりやすく説明してくれているのが、自転車のタイヤ理論なのですが、自転車の
タイヤは隙間と言うか、空間でできてます。それにエネルギーを加えて速く回すと、空間がなく
なって、一枚の面に見えます。さらに石をその空間に投げても跳ね返されます。これが物質化現
象であり、量子力学的に言えば、この世のすべては超ミクロの素粒子でできていると言われてい
ますが、その素粒子が高速で振動している為に物質化してみえて、万物は固有の振動数を持って
いるといわれていることから、その振動数を波動と読んだりしています。
その振動数や波動を変えられるのは、人間だけだと言われています。何故でしょう?それは人間
だけが意識を意識的に変えられるから。だからこそ、意識は非常に重要なんです。
そのようなお話をして、最後に皆さんと一緒に簡単な気功と瞑想を体験していただきました。

    
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