第105回講座
古くから私たち日本人に口伝え、語り継がれてきた昔話は、鎌倉時代の末ごろから
江戸時代にかけて、「御伽草子」として文芸化されました。それらの中に潜んでいる
主題を、物語の筋道や挿絵に描かれている内容などを手がかりとして読み解いて。今
回は、「鬼」の出てくる御伽草子の代表格であると「一寸法師」と「酒呑童子」を取
り上げます。可能な限り、町田市域に伝わる民話とも関連付けてみるつもりです。
私たちの祖先が絶やすことなく伝承してきた物語から、日本人の心の置き所がどこ
にあるのかを考えてられたらと思っています。
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ものがたりの中の排除と逸脱
~「御伽草子」の挿絵は語る~
今尾 佳生 氏
玉川大学教育学部教授
日 時 3月24日(日)
14時~16時
会 場
町田市民文学館2階大会議室
[地図]
(町田市原町田 4-16-7)
いまお よしお 1964 年東京都に生まれる。1989 年玉川大学大学院文学研究科修了。
1993 年カリフォルニア大学にて教育学修士取得。1993 年より玉川大学に勤務し、
現在は、玉川大学教育学部教授。
専門は教育社会学、教育民俗学。
2013 年より稲城市教育委員会文化財保護審議委員を務める。
主な著書として『中世説話における動物の生命』(ナカニシヤ出版、2005)、
共著;『教育の歴史(日本編)』(玉川大学出版部 2015)、
『教育の思想(日本編)』(玉川大学出版 2015)など。
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<雑学大学からのお知らせ>・・・・・・・・・・・・・・・・・
・4月の講座予定
フランス語通訳の半生
フランス語通訳 吉田 章 氏
4月13日(土)14時~16時 町田市民文学館2F大会議室
問い合わせ m.zatugakudai@gmail.com
Tel: 042-745-7608
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