第61回講座
平和と蓮―終戦後70年を迎えて
大賀蓮」で世界的に著名な大賀一郎博士は「蓮は平和の象徴なり」と提唱しています。
それは単に美しい花としての蓮を強調したのではなく、戦前のある経験と、蓮を通じて日本国内、
海外との交流があったからです。また上野不忍池の蓮は江戸幕府が開かれて以来、長い平和が続
き、観光名所として人々を楽しませてきましたが、終戦前後には取り去られた時期がありました。
日本人にも馴染みの深い中国人革命家の名がつけられた「孫文蓮」。戦後、日中国交正常化前に
花開いた「中日友誼蓮」。インドの「ネール蓮」。平和を祈念しつづける天皇皇后両陛下ゆかり
の日米を結ぶ蓮もあります。今年、戦争終結40周年を迎えた社会主義国ベトナムのプロパガンダ
ポスターには今も蓮が多く描かれているのは何故でしょうか?
関連写真をご覧いただきながら、様々な平和と蓮のお話をいたします。
「平 和 と 蓮」
塩澤 珠江 氏
(「日本蓮学会」事務局長・ギャラリー<季の風>主宰)
日 時 平成27年8月7日(金)
午後2時 ~ 4時
会 場 町田市民フォーラム 4F 講習室 [地図]
(町田市原町田 4-9-8)
参加費 まちだ雑学大学会員は無料 (一般 200円)
原則として入場は会員優先とさせていただいております。
しおざわ たまえ
1942年(昭和17年)東京生まれ。日大・芸術学部演劇学科卒。
1945年、舞台美術家の父親が慰問団団長として派遣された中国内蒙古・張家口で母と
ともに敗戦を迎える。7カ月間の天津収容所生活の後、翌春引き揚げ船にて、帰国。
蓮と出会ったきっかけは①なげいれの稽古で蓮を生け、楽しかったこと。②都心から
町田市に転居、社会福祉法人「町田市大賀藕絲館」(おおがぐうしかん)の蓮田で
ボランティアに参加したこと。③写真家・蓮文化研究家の三浦功大氏に出会い、蓮
文化の広くて奥深い魅力を知ったこと。
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<雑学大学からのお知らせ>・・・・・・・・・・・・・・・・・
・9月の講座 「描き残したい昭和」
新見 睦 氏(石油会社OB技術者)
9月25日(金) 14時~16時 町田市民フォーラム
問い合わせ m.zatugakudai@gmail.com
Tel: 042-745-7608
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