第70回講座
我々の通常の財産は他人の干渉を受けないように家の中に保管したりして自分で守ることができ
ます。これに対して古くから暖簾(のれん)と呼ばれる業務上の信用は長年の営業努力によっての
みで獲得できる非常に貴重な財産であるにも拘わらず、金庫にしまったりすることのできないも
の(無体物)です。俳優や力士にとっては評判や肖像が無体財産となります。無体財産のうち、
近年とくに注目を受けているのが、暖簾に加えて、人間の知的活動によって生じた発明やデザイ
ンなどがあります。それを知的財産と呼びます。知的財産は容易に悪意の第三者に利用され易く、
悪用を放置すると当事者に大きな損害を与えるだけでなく、社会に不信を蔓延させます。今回は
知的財産が近代社会でどのように保護されているか、実例を挙げて解説していただきます。
「私たちに身近な財産権!!」
松村 博之 氏
(知的財産権コンサルタント)
日 時 平成28年5月15日(日)
午後2時 ~ 4時
会 場 町田市民フォーラム4F 第2会議室 [地図]
(町田市原町田 4-9-8)
参加費 参加費200円(まちだ雑学大学会員は無料)
今月の講座は町田市産業観光課との共催講座とします
まつむら・ひろゆき
昭和15年生
昭和35年東海大学理学部入学。昭和43年物理学科助手を振り出しに理学部教授。
平成13年まで35年間、東海大学物理学科に就職。
弁理士資格を取得し平成元年より二足のわらじを履いて弁理士活動を開始。
現在はフリーとして知的財産権コンサルタント。
ライフワークとして英和翻訳ソフトを現在開発中。
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<雑学大学からのお知らせ>・・・・・・・・・・・・・・・・・
・6月の講座 「ピアノでヨーロッパ歴史巡り」
山口 友由美 氏(ピアニスト)
6月11日(土)14時~16時 町田市民フォーラム3Fホール
問い合わせ m.zatugakudai@gmail.com
Tel: 042-745-7608
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